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Affi+Stock!!

アフィリエイトの収入を米国株に投資して将来に備える

経済指標2.チェーンストア売上高で小売業界をチェック。アメリカのGDPの7割が個人消費で支えられている。

スマレジ

アメリカ人は買い物が大好きだと思うのです。

国の経済を左右するのは結局のところ、人々の消費です。
私たちはほぼ毎日買い物をします。それはアメリカ人も同じ、商品やサービスにお金を払うときは、そのほとんどがスーパーやコンビニなどの小売店を通じて購入します。つまり、小売店の売り上げをみることで、個人の消費の動向を把握することができるのです。

小売業界のデータは発表されるまでに時間がかかる場合が多いのです。個人経営のスーパーまでも統計に含んでいるからです。小売業界といっても個人経営のスーパーの消費を見たとしてもよく分かりません。地域差にもよるし、店長の手腕にも大きく反映されるからです。

そこで、注目するのはチェーンストア売上高です。チェーンストアの売上高に注目する理由は3つあります。

チェーンストアの場合、売り上げの統計を常にチェックしていますし、スピーディーに入手できます。アメリカの市場であれば、高級百貨店のSaksや衣料品のGAP、卸売のBJなど、大手チェーンの売り上げ情報が毎週公表されているのです。

アメリカにおける、チェーンストア売上高は小売業界からすると10%程度ではありますが、火曜日には先週の情報が手に入るというタイムリーさが魅力です。

チェーンストア売上高の魅力は情報のスピードだけではありません。チェーンストアは全米のいたるところに展開しているため、特定の地域に偏らない全体的な動向を掴むことができます。アメリカ全体の個人消費の傾向を知るには、チェーンストア売上高をを見るのが一番なのです。

チェーンストア売上高が指標として優れている3つ目の理由はその販売力です。大手のチェーンストアは最新の販売手法を使い、優秀な販売員を雇っています。規模が大きく流通網も整備されているため、流行の商品を真っ先に売り出すことができます。また、自らも流行を生み出す力もありますね。

こうした販売力があるからこそ、個人消費の動向を知る指標として信頼できます。

小さな商店の売上高が伸びないのは、単に販売力が足りないだけかもしれません。しかし、大手チェーンストアの売上高が低ければ、他の小売店でもあまり売れていないと予測してもよいと思います。

チェーンストアの売上高を知るための主な情報源は2つあります。
1つはジョンソン・レッドブック、もう秘湯は国際ショッピングセンター評議会(ICSC)とゴールドマン・サックスが出しているものです。どちらもチェーンストアの週間の売上高と月間売上を発表しています。

既存店売り上げの伸びに注目する

個人消費はアメリカのGDPの非常に大きな部分を占めています。ですから経済の様子を知ろうと思うなら、チェーンストア売上高を見て個人消費の動向をしっかりアアクしておく必要があります。

チェーンストア売上高が増加していれば、個人消費は全体的に好調であるということができます。逆にチェーンストア売上高が減少している場合、個人消費は落ち込んでいると考えられます。

特定の小売チェーン店に投資するかどうかを考える場合も、チェーンストア売上高を判断材料として使うことができます。Sake(SKS)やTarget(TGT)、J.Crew(JCG)などの大手チェーンに投資する場合、チェーンストア売上高は参考になるでしょう。

ただし、特定の小売チェーンに投資するときは、もっと詳細なデータも検討する必要があります。

PGMキャピタル投資銀行の小売業界アナリスト、クリスティン・ベンツ氏は以下のように言っています。

「チェーンストア売上高をもとに株を買うには、かなりの機敏さとテクニックが必要になる」

では、クリスティン・ベンツ氏はどのようなティニックスが必要なのでしょうか。チェーンストア売上高を投資に役立てるには、いくつかのポイントがあります。

まず、本質的ではないデータに惑わされないことです。チェーンストアの売上高は様々な要因で上下します。特に大きな影響を与えるのは、店舗数の増減です。そのため、オープンから1年以内の新規店舗は、除外して考えた方が全体の傾向を掴みやすくなると思います。

つまり、現在まで1年以上存続している店舗のデータだけを見ればよいのです。そのための指標が、既存店売上高と呼ばれるデータです。既存店売上高には新規店舗の売上げが含まれないので、純粋な売り上げの推移を知ることができます。既存店売上高は毎月第1木曜日に発表されます。

毎週出される全体の売上高に比べるタイムリーさに欠けますが、長期投資家にとって投資判断を行うに重要なデータです。

ベンツ氏は、

株を選ぶときには、既存店売上高の前月比と前年同月比をチェックしてください。前月比だけでなく、前年の同じ月と比べて売り上げが伸びていれば、顧客の獲得が順調に進んでいると考えられます。

さらに、その期間の既存店売上に対する期待値を知っておくことも大切です。前年同月比が順調に見えても、市場の期待を下回っている場合には、株価の上昇は期待できません。前月比と前年同月比が伸びていて、さらに市場の予測を上回っているパフォーマンスを見せているなら、その株はかなり有望です。

また、ベンツ氏によると小売業の上場投資信託はあまりお勧めできません。景気が良かった頃にはSPDR、S&PリテールETPのような抒情投資信託も魅力的でしたが、2008年の経済危機によって事情がかわりました。各企業のおかれた状況が大きく異なっている現在では、個別の銘柄を選んで買った方が高いリターンが期待できます。