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経済指標8.住宅建築許可件数と住宅建築着工件数~中長期の経済の信頼度を示す指標~

経済指標 経済指標-投資支出

住宅建築許可件数と住宅建築着工件数

家はローンの組みやすさに左右される

住宅の購入は、一般的な人にとって非常に大きな出費です。簡単には手が出ませんし、一生家を買う機会のない人も多いことでしょう。自分の持ち家に住むことは、なかなか手の届かない憧れがあり、一種のアメリカン・ドリームですよね。

住宅は耐久財の中でも特殊な性格を持っています。使用年数がとても長いからです。

また、1棟建設するのにかなり長い期間が必要です。完成までに1年ほどかかる場合もあります。

宅建築許可件数は、住宅の着工に先立つ建築許可の発行数を指します。そして、住宅着工件数は、実際に住宅の建設がはじまった件数を指します。これら2つの指標に注目する理由は、それが短期~中期的な経済に対する信頼を表しているからです。
業者が家やマンションを建設するためには、それを人々が買ってくれるはずだという確信が必要です。人々が家を買うためには、この先しばらく安定した収入があるだろうという見通しが必要です。もうすぐクビになりそうな人は、ローンを組むわけにはいかないからです。

宅建築には景気に連動したサイクルがあります。不況下では、金利がかなり低くなるため、家賃を払い続けるよりも買ってしまった方が得になります。すると家を買いたいと考える人が増えます。業者もそのことを知っているので、今なら売れると踏んで家を建て始めます。

宅建築許可と着工の件数が増えてきたら、経済全体がもうすぐ活気づいてくるというサインです。なぜなら着工にともなって、住宅建築のための資材が発注されるからです。木材やレンガ、セメント、屋根材、パイプなど、様々な資材が必要になってきます。住宅建築が増えることによって、たくさんの業界が潤うわけです。

しかし逆もまた然りです。好景気のときには金利が上がるので、ローンを組むと割高になってしまいます。そのため住宅建築がしだいに減ってしまい、その影響で経済も下向きになっていきます。

アメリカの住宅建築許可件数(2015年11月~2016年11月)

アメリカの住宅建築許可件数

アメリカの住宅建築着工件数(2015年11月~2016年11月)

アメリカの住宅着工件数

宅建築許可件数と住宅着工件数が共に増えれば景気の回復の兆し

宅建築許可件数と住宅着工件数は、景気が回復し始めるのに先がけて増えてきます。件数が減ってくるのも、実際の景気後退より早い段階です。経済の変化よりも一足先に動くのです。

ですからこの2つの指標は、景気をいち早く読み取るための優れた先行指標だと思います。

住宅市場の動向を利用して利益を出す方法はいろいろとありますが、まずは住宅業界が上向きなのか、下向きなのかを判断するところからです。

ブルーマーブル・リサーチ社のチーフ投資ストラテジストのビニー・カタラーの氏はこう言います。

“ある月のデータだけを見て判断するのではなく、どのような傾向で動いているのかを把握することが必要です。少なくとも3ヶ月程度のデータを見てみないと、本当に増加傾向にあるかどうかを判断することはできません。数か月のデータを見て、これは確実に来ているなど判断できたら、どこに投資するかを考えます。”

住宅市場が上向きになってくると、まず最初に恩恵を受けるのはもちろん住宅業界です。カタラーノ氏によると、SPDR S&PホームビルダーズETF(XHB)などの上場投資信託が狙い目だとはっきりと言っています。XHBは、住宅建築に関わる複数の企業の株価で価格が決まります。

住宅業界が好調であれば、全体的に見てこれらの企業の株は上がるはずです。しかも多数の企業をひとまとめにして扱うため、たまたま間違った株を選んでしまうリスクを回避できます、もっとも無難な選択肢だと言えるかもしれません。

ただし、注意すべき点として、株価の決定要素は住宅市場の動向だけではないということが挙げられます。金利や全体的な景気によって株価は変わってきます。

時には住宅建築の伸びがデータに現れていないのに、市場の時期だけで株価が跳ね上がる場合もあるので気を付けてください。

また住宅市場が上がってきたら、林業や鉱業にも注目してみてもいいかもしれませんね。住宅の着工にともない、木材や電気配線に使われる銅の需要が伸びてくるからです。

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