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働きながら副業して起業リスクを減らしていきたい

会社に勤めながら起業する

会社に勤めながら起業するハイブリッド起業

会社勤めをしながら企業すること「ハイブリッド起業」と呼ぶそうです。

最近、日本では、シャープや東芝の経済危機のニュースを見て、優秀な学生ほど大手企業への就職に憧れるのではなく、ベンチャー企業に新卒で入社することを希望するようになってきたそうですね。日本でもサラリーマンの中には、将来の目標として「いつかは会社を辞めて企業」を意識している人も増えてきたようですね。

今までは、起業に関心があっても、結局のところ年齢を重ねて安定な収入を得るようになってくると、本当に起業したいのか?と迷いおよび腰の人も多くて、結局諦める人がほとんどですよね。

起業はリスクが高いから、会社勤めで安定収入を得ている人にとっては勇気のいる決断になりますからね。だけど、大手企業に勤め=安定している、の方程式が成り立たなくなってきて、50代で早期退職を勧められることも不思議ではなくなってきました。

そうすると、自然と企業に依存することなく、自分で稼がなきゃいけないと企業を目指す人が増えてきますね。

でもリスクを最小限に抑えたい、その答えが働きながらの副業で起業する、ということでしょうか。会社勤め+起業の2つを同時にこなす人たちが私の周りにも増えてきたように思います。

アップルの創業者もハイブリッド起業家

ハイブリッド起業は、「会社勤めしならが、起業すること」なので、簡単にいえば「副業として起業する」です。

日本では、“起業”というと「会社を辞めて起業するか、辞めずに起業を諦めるか」の二者択一と思われがちです。例えば、サラリーマンがいきなり親や妻に起業すると言えば、ほぼ高い確率で「考え直せ」とか「馬鹿を言うんじゃない」、「お前にできるわけがない」のような言葉を浴びせられそうです。

そんな日本人を納得させるためにもハイブリッド起業が最適です。ある程度の成功を見せてから起業することを話したほうが説得しやすいですからね。

ハイブリッド起業が新しい働き方か、というとそんなことはありません。世界的に見るとハイブリッド起業はごくごく当たり前に行われていることだそうです。

例えば、1997年に米Inc Magazineが「急成長しているスタートアップ500」を特集したときに、500社のスタートアップ企業の2割のCEOが「起業後した後も前の会社で働いていた」と回答しています。。

有名な起業家の中にも、ハイブリッド起業で大成した人物がいます。

私が最も有名だと思うのが、スティーブ・ジョブズと一緒にアップルを創業したスティーブ・ウォズニアックです。ジョブズは早々にアップルの事業に専念していましたが、ウォズニアックはアップルの創業後もしばらく米ヒューレッド・パッカードに勤めていました。。


最近では、イーベイを起ち上げたピエール・オミダイアもゼネラル・マジックという会社に勤めながらの起業だそうです。

日本では、会社を興すと少し違うかもしれませんが、お笑い芸人の厚切りジェイソンもハイブリッド起業家と言ってもいいんじゃないでしょうか。日本での昼の顔はお笑いを生業にするお笑い芸人ですが、夜は時差を利用して、ITベンチャー企業「テラスカイ」の会社役員という顔も持ち合わせています。時差を利用した上手な副業ですよね。

ハイブリッド起業を始めて明示的に分析を始めたのは、現米コネチカット大学のティム・フォルタのチームです。2010年に「マネジメント・サイエンス」に初めて発表されました。世界の経営学でもようやく注目され始め、これからもどんどん増えていくと思います。

会社勤め+起業で不確実性のリスクを低減させる

フォルタ達はハイブリッド起業の効果について説明するためにリアル・オプション理論を採用しています。

リアル・オプションとは、不確実性が非常に高い事業環境下では、何らかの手段で投資の「柔軟性」を高めれば、事業環境の下振れリスクを抑えつつ、上振れのチャンスを逃さないという発想です。

この考え方を起業に当てはめていくと、まず、起業して成功するかどうか、本人は成功すると信じていても、それでも不確実性が極めて高いですからね。いきなり会社を辞めて、「自分の時間とキャリアのすべてを投資する」のはハイリスクと言わざるを得ません。

とはいえ、リスクを恐れて何もしなければ、事業アイデアがあったとしてもモノになるのか、いつになっても分かりません。
そのため、リアル・オプション理論から導き出された最適解が「会社に勤め続けながら、小規模で副業(事業)を始め、その副業を本業にしてよいか確かめて、不確実性を下げる」。

しばらくして、「副業を本業にする」と自信が持てれば、会社を辞めればいいわけで、もしモノになりそうにならなければいったん諦めて勤めている会社の仕事に専念すればいいですからね。

何を当たり前なことを言っているのか、と思うかもしれませんが、それでも大切なのは「不確実性が高いほど、オプション価値が増大する」こと。不確実性が高いということは、失敗したときの下振れのリスクもありますが、成功したときの上ぶれのリターンも大きいからです。ハイリスクハイリターンであることは変わりありませんからね。

将来IPOを狙うような壮大なビジネス構想を考えている人ほど、「リスクを下げつつ、成功したときのチャンスが大きい」ハイブリッド起業を選択する人が多くなるように思いますね。

ハイブリッド起業の方が成功しやすい

ハイブリッド起業で十分に高い利益が得られるようになってから、本業にする、ことは実際に有利なことでしょうか。リスクは多いかもしれないが、スピードが求められる中で、働きながらで間に合わないのでは?という疑問が出てきます。

確かに世の中の流れは速いですが、個人的には、ハイブリッド起業を経験している方が当然有利だと思うのです。ハイブリッド起業であれば、その間に自分の副業がモノになるかを検証できますし、またその期間でも経営者としてのスキルを身に着けることができますからね。


この個人的な仮説も実証分析した研究者がいます。米ウィスコンシン大学マディソン校のジョセフ・ラフィーとジー・フェンです。彼らは、米労働統計局が1994年~2008年まで追跡調査した男女1093人のデータを基に「ハイブリッドからフルタイム起業に移行した場合」ほうが、「会社を辞めていきなりフルタイム起業した場合よりも生存率が30%以上高いことを、2014年の「アカデミー・オブ・マネジメント・ジャーナル」で発表しています。

サラリーマンの副業は安月給を埋める手段だけではない

ハイブリッド起業に関する研究は始まったばかりで一般化するにはまだまだ時期尚早かもしれません。フォルタ達の研究はスウェーデンの労働者に限ったものですし、これを日本人に単純に当てはめることはできないかもしれません。ラフィーたちの研究はスタートアップの「生存率」を分析しているだけで、利益や売上との関係については不透明です。
とはいうものの、これらの研究報告は、日本のサラリーマンや、安倍政権への「働き方改革」への示唆も小さくないと思います。。


日本でも安倍政権が掲げる「働き方改革」の影響で、ロート製薬など従業員の副業を認める会社が少しずつ増えてきましたね。しかし、副業を認めて、不況による給与低下を補うために、やむなく認めている面が大きいようです。

しかし、フォルタへの副業は企業への準備の一環であること、つまり「ハイブリッド起業」に繋がることを意味していると報告しています。。
フォルタ達の研究報告では、「ハイブリッド起業を決断した理由おして、給与水準が低いことを理由に挙げた人は少ない」ことも言及されています。給料よりも、「やりたいことがある」「独立したい」という理由がハイブリッド起業を決断する人に多いそうです。

これもスウェーデンの事例を日本に当てはめることは本当は正しくないかもしれませんが、「安い給料を補わせるために会社が副業を認めても、人は安い給料の中で節約しようとして必ずしも副業をするわけではない」ということです。

会社員として優秀な人ほど副業しやすい

給料が安くて悩んでいる人よりもむしろ大企業に勤めていたり、高学歴だったり、業界での知見が豊富だったりする人の方が、副業を始める傾向にあります。

これは、「副業は安月給の穴埋めではなくて、将来、起業するための下準備」と捉えている人が多いのではないでしょうかね。。

実際に会社が副業を認めるかどうかは、なかなか難しいところです本ではも法的に「職業選択の自由」があるので副業は自由とされているはずです。。しかし、現実には半数近い企業が「使用者と労働者の間の労働契約における誠実義務」などを理由にして、副業を認めていないところの方が多いと思います

もちろん、勤めている会社と利益相反になる副業は慎むべきだとは思います。しかし、例えば、人の入れ替えを促したい企業では、副業の容認することは従業員が新たな道を探る機会にもなるので悪いことではないと思います。

柔軟性に富んだハイブリッド起業の活性化すれば、働き方改革の達成した「起業大国」を目指す日本に有意義なはずです。日本政府の起業活性案の一つとして、「サラリーマンの副業奨励」はぜひとも進めて欲しいところですが、皆さんはどう考えますか?

働きながらリスクゼロで小さく稼ぐ 朝晩30分好きなことで起業する

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