読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Affi+Stock!!

アフィリエイトの収入を米国株に投資して将来に備える

経済指標14.ISM製造業景況指数~購買担当役員が見る景況感~

ISM製造業景況指数

購買担当役員が明かす製造業の実情

製造業はかつてのような絶対的影響力こそを失いましたが、まだまだ経済の重要な柱となっています。そのため経済や投資に関わる人間は、製造業の動向を示す1つの指標を毎月欠かさずチェックしています。

ISM製造業景況指数です。これは全米の製造業の購買担当役員にアンケート調査を実施し、その結果をもとに製造業の景況感を表したものです。

購買担当役員は製品を作るための原材料を仕入れる役割を負っていますから、製造業にとってはまさに要となる存在です。彼らは常に、今後どれだけの原材料が必要になるかを考えています。様々な要素を考慮したうえで、何をどれだけ仕入れるかを決定するのです。

たとえばフォード社の購買担当役員であれば、銅や塗料、フロントガラスやタイヤなどを仕入れます。これくらい売れるだろうという会社の予測に基づき、その台数の車をつくるのに必要なだけの原材料を買うわけです。
購買担当役員は会社の状況を日々肌で感じながら仕事をしているので、彼らの意見は業界の状況を知るうえで非常に信頼度の高い情報となります。

米国供給管理理事会(ISM)は、主要製造業およそ400社を対象にして、新規受注・生産・雇用・入荷遅延比率・在庫・仕入価格・受注残・輸入・輸出の各項目について購買担当役員にアンケート調査を行っています。

なかでも新規受注・生産・雇用・入荷遅延比率・在庫の5項目はPMI(Purchasing Managers Index) と呼ばれ、ISM製造業景況指数のメイン指数となっています。

「PMIをみれば、製造業が拡大局面にあるか縮小局面にあるかを読み取ることができる」とモルガン・スタンレーの元ストラテジスト、ソフィア・ドロッソス氏は言いました。

たとえば、PMIが50を超えていれば、製造業は順調に伸びているとはいえ、逆に50を下回っていれば、製造業の業績は悪化していると考えられています。

ISM製造業景況指数

最近の動向だと製造業の景気は良さげということになりますね。

新規受注と雇用指数に注目する

ISM製造業景況指数を見るとうえで大切なのは、PMIだけではなく詳細をチェックすることです。もちろん主要指数であるPMIは重要ですが、実はその下の各指数の方が景気の先行きについて多くを教えてくれることもありました。


たとえば、新規受注指数を見れば、この先の経済活動がどうなるかを予測することができます。新規受注指数が50を超えていれば、製造業の先行きは明るいと見ていいでしょう。

また、雇用指数を見れば、製造業の労働市場がどうなっているかを知ることができます。これも50を超えていれば、製造業の雇用は順調に伸びていると言えます。

PMI、新規受注指数、雇用指数の3つが同時に上がっていたら、製造業全体の景気がよくなっていると考えられてます。このようなときにはベータ値の高い資産が好まれます。

ベータ値とは、市場の影響を受けて価格がどの程度変動するかという、連動性の大きさを表したものです。ベータ値の高い資産は、景気が良くなったときに値段が上がりやすい傾向にあります。たとえば、製造業が順調に伸びているときには債権を買うよりも、ベータ値が高い株を買った方がお得だということになります。