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経済指標16.債務残高~政府の危険な懐事情が一目瞭然~

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政府の危険な懐事情が分かる指標

いつでも財布の中身に余裕があれば理想的ですが、給料日の前日には決まって苦しくなる人も多いと思います。でもやりくりに困っているのはあなただけではありません。国だって同じです。

国には税収という形でお金を入ってきますが、それ以上の金額を使ってしまうこともあります。財政赤字という状態です。単純に予算が足りないのです。足りない分をどうするのかというと、借りてこなくてはなりません。この借金の総額が、政府債務残高と呼ばれるものです。

現在のアメリカ政府の債務残高は、およそ20兆ドルを超えています。莫大な数字ですねぇ。恐ろしい。

財務赤字と債務残高が問題になってくるのは、債務が膨らむと利息の支払いが増えて、返済負担がどんどん増していくからです。これはつまり、より多くの税金が利息を支払うためだけに消えていくことを意味します。

問題はそれだけではありません。過去の事例を見ると、債務が膨らみ過ぎた場合に政府が取る対応は、通貨の発行量を増やすことです。通貨が増えれば借金を返済することは可能化もしれませんが、やがてインフレを引き起こす可能性があります。


さらにややこしいのは、財政赤字が良くないことは分かっても、財政赤字のデータを正確に解釈するのは非常に難しいという事実です。ある国について特定の年度の財政赤字額がいくらだったかを知っても、それだけではあまり意味がありません。

政府の税収は景気に大きく左右されるからです。不景気の時には税収が少なく、好景気のときには大きな税収が得られます。

ですから額面を見たところで、その本当の意味合いを掴むことはできないのです。

ポイントは単純に金額を見るのではなく、GDPに対する比率を見ることです。

H・C・ウェインライト社でリサーチ部門のトップを務めるデヴィッド・ランソン氏はこのように述べています。

「一般に、対GDP比で3%までの赤字なら問題はないとされています。なぜならGDPは平均的に年間3%程度の成長を見せるからです。政府の債務がGDPとお暗示程度の増加に留まっているうちは健全であると考えていいでしょう」

別の言い方をすれば、政府の債務残高はGDPに対して一定の比率で推移しているならば、それほど心配は要らいないということです。

しかし、経済成長よりも財政赤字の伸びが大きくなった場合は、注意が必要です。

アメリカ債務残高

アメリカ経済も債務残高がGDPを超えてきたので赤字+インフレに注意

債務残高が多い状態はインフレの可能性を示唆しますが、景気との関連性は特にありません。一方、毎年の財政赤字額は、景気に密接に結びついています。

赤字が多く、インフレ率も高い場合は、注意が必要です。政府がその状況から抜け出せない場合、ハイパーインフレになる可能性があります。

今日のアメリカの財政赤字GDPの108%程度です。今後、この数字はどんどん増加すると考えていますすぐに状況が大きく改善されることは期待できそうにありません。

財政赤字が持続的にGDP比3%を超えているような場合は、金などのインフレに強い資産への投資を検討したほうがいいかもしれませんね。一方、財政赤字GDP比3%未満をキープしているような国では、資本が集まりやすく高い経済成長率が期待できます。最近では、多くの新興国がそうした状態にあるので、新興国の株式を対象とした上場投資信託は魅力的な投資対象だと言えるでしょう。

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