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経済指標17.ビックマック指数~世界中で食べられているハンバーガーだから世界の通貨事情が分かる~

経済指標 経済指標-貿易収支

ビックマック指数

世界中の人が食べているビックマックが経済指標になる

1986年に、イギリスの英国エコノミスト誌の記者をしていた1人の女性がふと考えました。もしあらゆる国でビックマック・ハンバーガーの値段が同じだとしたら、円やボンドといった異なる通貨の価値はどのように見えてくるのだろうか?

このアイデアを基に生まれたのが、ビックマック指数です。ビックマック指数の発案者であり、エコノミスト誌でシニアライターを務めるパム・ウッダル氏はこのように語っています。

「ビックマック指数は、経済をもっと面白くみるための遊び心に満ちた方法なんです。読者のみなさんにも大きな反響をいただいて、それから毎年発表するようになりました。」

一見したところあまり重要そうには見えないことの指標ですが、実はその裏にはまじめな経済理論が潜んでいます。購買力平化説(PPP)と呼ばれる理論です。購買力平価説によると、商品やサービスの取引が自由に行える市場においては、同じ商品の価格はどの国でもほぼ均一になります。ここでは、世界中で買えるマクドナルドのビックマックをその商品としました。

例えば、日本のビックマックの価格は現在370円で、ニューヨークのビックマックの価格が5$の場合、購買力平価説に基づく理論的為替レートは370円=5$となります。

ビックマックが基準として優れている理由は、世界中のどこに行っても同じものが売られているからです。大きさや中身が統一されているので、、細かい調整をする必要がありません。

ある国のビックマックの価格がアメリカで売られているビックマックの価格と違っているッ場合、その国の通貨は課題評価あるいは過少評価されていると考えることができます。

例えば、ニューヨークでビックマックを買うと5$なのに、中国のビックマックが320円相当だとすると、中国の通貨はかなり過小評価されていることになります。

2017年のビックマック指数

過少評価されている通貨を狙う

ビックマック指数を使うと、外国通貨の長期的な値動きを予測することができます。

例えば、中国元が過小評価されているかどうかという問題はよく議論になりますが、2010年度のビックマック指数を見れば、答えは一目瞭然です。中国元は単に過小評価されているだけでなく、世界でもっとも過小評価された通貨だということが分かります。

ビックマック指数によれば、50%近くも低く評価されているわけです。同様にメキシコ・ペソも25%程度低く評価されています。ということは、ビックマック指数に基づいて過小評価されている通貨を今すぐ買えばいいのでしょうか?

しかし、話はそれほど単純ではありません。ビックマックには、保存できないという特徴があります。1週間も放置されたビックマックを食べたいと思う人はあまりいないでしょう。

つまり、ビックマックは、商品でありながらサービスに近い性格を持っているということです。マッサージ店と同じように、その場で消えていくものなのです。

ビックマックがサービスであるなら、途上国で価格が安いのはある意味当然とも言えます。途上国では人件費が安いからです。人件費はサービス価格の大きな部分を占めているので、ニューヨークなどの人件費が高い地域と比べると、北京のビックマックはどうしてもある程度安くなるのです。

このような性質上、通貨が完全に正しく評価されていたとしても、ビックマック指数においては途上国の通貨が過小評価されているように見えてしまいます。

ですから、この指標を使うときには、極端に低くなっている通貨を探すポイントです。他の通貨と比べて評価が大幅に低くなっている通貨は、長期的に見ればやがて上がってくると考えられます。逆に高すぎる通貨はやがて下がっていくでしょう。

エコノミスト誌のビックマック指数だけでは不安なら、スイス大手銀行のUSBが出しているビックマック指数を見てみるのもいいでしょう。USBは「現地の人々が何時間働けばビックマックが1つ買えるか」というところに着目しました。

少ない労働でビックマックが買えるなら、その国の生産性は高く、結果として通貨に対する評価は上がってくると考えられます。ただし、これも完ぺきではなく、人々の嗜好や価格競争など、各国の事情によって変わってくる部分はあります。

実際に通貨の取引をやってみようと思うのなら、まずは通過連動型の上場信託が無難です。基準通貨に対する為替レートの動きに合わせて価格が変動する上場投資信託です。

米ドルを基準にした上場投資信託には、カレンシーシェアーズ・ユーロ・トラスト(FXE)やカレンシーシェアーズ・英ポンド・トラスト(FXB)、カレンシーシェアーズ・カナダドル・トラスト(FXC)などがあります。他にも同様の商品はいろいろ出てます。

外国為替はリスクの大きな商品なので、初心者は安易に直接買うよりも、上場投資信託を選んだ方が良いでしょう。また、自己資産内での取引に留めておきましょうね。 

人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった

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