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経済指標25.テキサス・レシオ~他社に融資ができないゾンビな銀行~

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さぁ、5年後は今の銀行の何社が生き残っているでしょうか?

2008年の信用危機がハリウッド映画になったら、副題は「迫りくるゾンビ銀行の恐怖」といったところでしょうか?ゾンビは生きる屍であり、その名の通り生きてもいなければ死んでもいない存在です。ゾンビたちはそうした不確かな状況に苦しみ、人間を襲って斉射の世界に混乱と破壊をもたらします。


ゾンビ銀行も似たような存在です。彼らは人間の世界に惨事をもたらします。


融資を行えるほどの生命力はなく、しかし他社に吸収されたり倒産したりするほど死に切れてもいません。そのような中途半端な状態で、ダラダラと経済の片隅に巣くっているのです。


銀行がゾンビ化しているかどうかを知るためには、ゾンビ銀行率(テキサス・レシオ)と呼ばれる指標を使います。この指標は1980年代に、RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ジェラルド・キャシディ氏らが考案したものです。


テキサス・レシオは、それぞれの銀行における利用可能資本と不良資産の比率を表したものです。利用可能な資本は、銀行が破たんするのを防ぐためのクッションの役割を果たします。


「1980年代にテキサスの銀行を広く調査した結果、テキサス・レシオが100%を超えると倒産することが分かりました。」と考案者のキャシディ氏は述べています。

100%とという数字が鍵になってくると理由は簡単です。その数字を超えると、膨らみ過ぎた不良資産が銀行の資本を食いつぶすことになるからです。


テキサス・レシオの計算には少々知識が必要になってきます。


分子なる不良資産は、本来の価値がなくなってしまった資産の簿価の合計です。これには差し押さえた不動産や、債務不履行に陥ったり債務再編の対象となった融資が含まれます。要するに銀行に損失を与えるような資産のことです。


分母となるのは、銀行の自己資本(純資産)および貸し倒れ引当金の総額です。営業権などの無形資産は除外して考えます。この分母は、いわば洪水から周辺の住民を守るために土手に積み上げられたような土嚢のようなものです。不良債権がすべて無に帰してしまうのを防ぐための防壁であり、ゾンビの襲撃に対する最後の砦です。


不良資産が多く、テキサス・レシオが高くなった銀行は、強い銀行によって救われる場合もあります。しかし、一部の銀行はそのままゾンビ化して、死にきれずに徘徊するのです。

テキサス・レシオが100%を超えたら株を売却するしかない

テキサス・レシオが100%を超えた銀行は、相当な苦難を抱えていることになります。

自動車でいえばエンジンを限界以上に酷使して、メーターが振り切れた状態で走り続けるようなものです。やがてオーバーヒートして火を噴くのは目に見えています。

テキサス・レシオを見るときには、無形資産を除外して考えることを忘れないでください。

営業権やトレードシークレット(営業秘密)、著作権特許権、ブランドなどです。

これらを資産に含めてしまうと、実情が見えなくなります。銀行が苦境に陥ったときには、そうした無形資産の価値がなくなってしまうからです。

テキサスレシオはこちらのサイトでチェックできます、ぜひ参考にしてくださいね。
www.depositaccounts.com


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