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経済指標26.新築住宅販売件数~新築の家が売れると経済が伸びる~

新築住宅販売件数

新築の家は完成前に売れるので先行性の指標として使い勝手抜群

自分の家を持つことは、日本人もアメリカ人も多くの人が憧れる夢じゃないでしょうか?

しかし、さらに上を望む人もいますね。誰も住んだことない、まっさらな新築の家を手に入れたいという夢です。

新築住宅の売り上げは中古住宅ほど多くはありませんが、近い将来の経済活動を知るための優秀な先行指標となります。ワイス・リサーチの不動産アナリスト、マイク・ラーソン氏はこのように述べています。


「新築住宅の売り上げは住宅市場全体の15%~20%を占めます。2010年には不動産バブルの崩壊の影響で5%までに落ち込みましたが、徐々にまた通常の数字に戻ってくると考えています。」

新築住宅販売件数が先行指標として優れている理由は、家が完成する前に売買が成立するからです。中古住宅の販売件数は、その家に住むことができるようになった段階で数に入ってきますが、新築住宅の場合は、契約書にサインした時点ですでに販売件数としてカウントされます。

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その月にたくさんの新築住宅が売れた場合、家の建設に関わる業種が潤ってくることになります。作業員が雇われ、木材や屋根財、電気配線など多くの材料が発注されます。それらの材料は工場で製造され、運送業者によって運ばれ、保管業者の倉庫で待機することになります。


そうしたすべての活動がGDPの増加につながります。そのため新築住宅の売り上げが増加すると、その後の経済の伸びが期待できるのです。


逆に新築住宅の販売件数が減っている場合、経済は悪化していくと考えられます。


また家を買う場合は、たいていローンを組むことになります。ローンを組むためには、この先しばらく返済を続けて営くための確実な収入源が必要となります。


ですから中古住宅も含めて、住宅販売の伸びは一般に雇用の安定と深く関連しています。

家具や木材などの周辺産業に注目する

新築住宅販売数の伸びが景気拡大を予言する様子が明らかに見てとれます。より注意深く見ると、不況がやってくる少し前に販売件数の伸びが鈍化し、景気が回復してくる前に販売件数が上向きになっているのが分かると思います。


さらにこの指標から、住宅市場の先行きについて予測することも可能です。


住宅市場にとって望ましいのは、価格が手頃で、在庫が少なく、ローンの金利が低い状態です。そのような条件が揃えば、住宅の売り上げがどんどん伸びていきます。


アメリカ商務省調査局が毎月発表している新築住宅販売件数の統計を見れば、住宅販売の状況について詳細なデータを知ることができます。


例えば、住宅価格の平均値と中央値、価格帯別の販売状況、また売り出し中の住宅在庫と、現在のベースで売れた場合にそれらの在庫がなくなるまでの月数<供給月数>、さらに地区別の住宅販売件数まで提供されています。ラーソン氏によると、南部と西部の住宅データが特に重要な意味を持っています。


これらのデータを総合すれば、それぞれの住宅建築業者についてパフォーマンスを予測することをも可能です。地域と価格帯から、住宅業者の中でもどこか伸びてくるかを判断することができるのです。これは投資先を選ぶうえでかなり有益な情報です。


あるいは個別の住宅建築業者の株ではなく、上場投資信託を買うという手もあります。


例えば、SPDR、S&PホームビルダーズETFがそうした住宅建築業者の株式を対象にしています。


新築住宅販売の伸びは建築業者だけではなく、家具のメーカーや水道関連の業者など広い範囲に影響してきます。またウェア―ハウザー社のような原木を供給する会社にも注目してみるといいでしょう。

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