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2018年米国株市場の全体的かつ個人的な予想

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2018年のアメリカ経済はどうなるか予想してみました。

考えてみれば、アメリカ経済がリーマンショックから立ち直って、景気回復に向かってから10年目になりましたよね。たらればで嫌なんですけど、それでも、2008年頃学生時代から米国株に投資を始めていればなぁと、たまに妄想にふけってしまいますよね。

この好況期は2018年も続くのか、ちょっと自分の考えをメモしてみました。

この10年間のアメリカ経済好調の要因は何か

まず、この10年の経済回復の要因は何かと考えると、米連邦準備制度理事会FRB)による量的金融緩和政策(QE)が長期的に行われていた影響が大きいと思います。

FRBは2008年~2014年の7年間で計3回のQEを行っています。QEとは、中央銀行当座預金残高量を拡大させることです。簡単に言えば、通貨が市場にないから新たに通貨を発行して増やします、というわけです。通貨量を増やすわけだから、資産の価値は下がっちゃいますが、量的に増えたことで、市場に投入される通貨量が増えて、経済活動を活発化することになりますね。

経済活動が活発していけば、その後、2015年12月からは利上げを行うことで、増やし過ぎていた市場に流れていた通貨量を金融政策の正常化を目指しています。

長期間にわたって、FRBは急に経済を大きくさせることはせずに慎重にアメリカの経済を回復させていったと言えます。なので、長期に渡って、株価がちょっとずつ上昇している状態になっています。だから、最初に話したように2008年頃からバリュー投資をしていた株主にとってはとても長い間資産を増やすことができた状態になっています。

2018年の米株式市場は堅調だと思うけれど、FRBの資産縮小の影響には要注意

景気を四季に例えるならば、回復局面が春、過熱局面が夏、減速局面が秋、後退局面が冬となり、景気は循環していきます。しかし、2008年からの周期は、言うならば冷夏。緩やかな景気拡大が長くなっていて、はっきりとした四季の違いが分かりにくい。知らぬ間に景気が悪くなってきて、損している、とはならないようにしなければなりませんね。

現時点では、米株式市場はいまだ堅調を維持していくと思います。しかし、ワールド・ダラーや米国金利の動きなどから判断すると、米国景気は、現在夏の終わり頃位置しているのではないでしょうかね。回復基調からゆっくりと減速に向けてギアを落とすタイミングをうかがっているように思いますよね。日本のように一気にバブルがはじけないようにね。


市場が過熱局面を迎える夏は、①企業の本業の収益増に伴う株高、②金融引き締めによる債券安であるのに対し、減速局面にあたる秋は、①企業が借り入れを増やして自社株を買い・M&Aを行い収益を得ようとする「レバレッジの増加」による株高、②インフレ安定による債券高となる、と一般的には言われていますね。

株高と債券高の二つが重なるので、今まで育ててきた種が実って収穫できるようになるように、投資家にとっては秋は投資成果を上げやすい局面と言えますね。2018年が秋にあたるとして、これまでのように急成長は難しくとも堅調であり、特に大きな波乱がないような1年となると、予想しています。

しかし、さっきも触れたように、今回の景気循環で考えると、夏が長すぎたので、実りの秋には急ブレーキがかかり、突如として冬が訪れるのが景気循環の常なのかもしれません。

リスクとして、急ブレーキにつながるかもしれない2つの懸念材料も検討してみました。

1.FRBによる資産縮小

ワールド・ダラーとは、アメリカ国内で流通する米ドル額とアメリカ国外で流通する米ドル額の概算合計です。

ワールド・ダラーは、おおむね景気回復に先行して拡大し、景気減速に先行して縮小する傾向にあるので、先読みのための指標としてよく利用されています。アメリカ内では金融利益政策によってマネタリーベースが増加し、また、アメリカ以外、特に新興国では米ドル安が進行することで、米ドルの流動性が改善し、景景気回復に向かう流れです。

先ほども触れたように、金融危機後の景気回復は、米国内でのQE実施に伴うマネタリーベースの増加が要因ですこれは、QE実施期間のマネタリーベースの増加額が、同期間のFRBにおけるバランスシートの増加額とおおむね等しいことからも裏付けられていますね。

しかし、FRBは2017年9月に資産縮小を宣言しました。この宣言は、ワールド・ダラー拡大傾向の流れを逆転させるほどの威力を秘めていると思います。今後の、他の資金供給がなくなり、FRBの予定通りに資産縮小が進むと、マネタリーベースが減少するため、これまでの拡大傾向から一転して、ワールド・ダラーも縮小傾向が想定されますね。

2米ドル高

さらに、新興国通貨に対して米ドル高が進むようであれば、米ドルの流動性が悪化しますね。アメリカ国外で流通する米ドルが減少するため、これもワールド・ダラーの縮小に拍車がかかると原因になると懸念されます。。

FRBの資産縮小は、15年以降継続されている利上げ以上に、米国経済にとって大きな足かせとなることが懸念されます。冬の訪れが早まるかもしれませんね。

2.長期金利の低下/長短金利差の縮小

そして、米国株市場では、アメリカの長短金利差の縮小が話題となっています。長短金利差縮小は、景気後退を先取りすると言われていますからね。しかし、長短金利差縮小過程には、夏に見られる「短期金利上昇による縮小」⇒秋に見られる「長期金利低下による縮小」の2段階があることに注目したい。

ここ数年の長短金利差縮小は、主に利上げによる短期金利上昇を背景にしており、まだ2018年現時点では夏の景気だと思います。ただ、最近の長金利の安定は、夏の終わりが近づいていることを示唆している可能性があります。今後、長期金利が低下に向かうときが、季節が秋に移った合図になるかもしれないので、長期金利の動向には着目したいですね。


長期金利が低下る局面では、機関投資家、年金や海外中銀などによる債券の大量購入や、財政改善による国債発行数減など債券高・金利低下につながるもっともな理由が飛び交います。しかし、裏を返せば、長期金利低下局面とは、常に景気減速を伴っているのです。

長期金利や長短金利差縮小は確認しながら、冬の足音を聞き逃しては逃してはなりませんよね。僕が注目するのは、秋の終わりを示唆する“長短金利差縮小後期”ですね。長短金利差縮小後期とは、長期金利が、①前年同期比で-、かつ、②長短金利差が0.5%割れ、となる水準で推移すれば、いったん利確のポジションを持っている銘柄はいくつか売ろうかなと思います。

過去のデータからも、上記の長期金利がこの水準で推移すると、おおむね1年後にISM(米供給管理協会)の製造業景況指数が景気の好不調の分かれ目となる50を割っています。

資産分配の見直しの準備を

冒頭で述べた通り、2018年の景気は晩夏から秋になるかどうかのタイミングだと考えます、だから焦って銘柄を売るようなことはないと思います。つまりは、僕の米株市場の見方では楽観的です。株式でも債券でも収益を上げやすい1年になるのではないでしょうか。(でも今から債権を購入する気にはなりませんけどね。)

ただし、冬には確実に遅かれ早かれ近づくわけです。リスクとは常に隣り合わせ。冬に近づく長短金利差縮小後期になると、リスク性資産は、銘柄によってパフォーマンスに大きな違いが現れてくると思いますね。

過去のデータからみると、ヨーロッパの景気循環アメリカの景気循環と一つ遅れていると言われているようなので、欧州株はまだこれから成長すると考えますね。

一方、ワールド・ダラーが縮小することで、米ドルの需給逼迫による米ドル高の影響を受ける新興国関連商品や、企業の信用力低下の影響を受けるハイイールド債などは値崩れするかもしれませんね。日本株は、アジア危機等の影響をどれだけ受けるかが分からないので、積極的な買いはないと思いますね。イオンの株は下がれば、優待目的で買うつもりです。

2018年の後半には、投資収益だけに目を向けるのではなく、いずれ訪れる景気後退局面に備え、特にリスク性資産の分配の見直しも考えたいと思います。それまでもっと経済の勉強ですね。